とねり内科

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Sleep apnea

Sleep apnea睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり弱くなったりすることで睡眠の質が障害され、体に様々な不調をきたす病気です。その多くがいびきを伴い、自覚症状が少ない(分かりにくい)ことが特徴です。
無呼吸症候群の多くは、上気道の閉塞や狭窄によって起こりますが、その原因は肥満に伴う上気道軟部組織への脂肪沈着、扁桃肥大、小顎症、巨舌症などの形態的異常と、上気道筋の活動度の低下による機能的異常に分けられます。十分な睡眠をとっているつもりでも、無呼吸のせいで脳や身体が休まらないので、昼間の眠気や疲労感が増し日常生活に影響を及ぼします。居眠り運転による重大な事故が起きると社会的な責任を問われる可能性があります。
また、中等度以上の睡眠時無呼吸症候群を放置していると、夜中に突然死したり、脳卒中や心臓発作・不整脈などが起こりやすくなることが報告されています。

こんな症状はありませんか?

  • いびきがうるさいと言われた
  • 呼吸が止まる、息苦しさを感じて目が覚める
  • 夜中に何度もトイレにいく
  • 起きた時に口が渇いている、熟睡感がない、体が重い
  • 昼間に眠気がある(運転中や会議中にうとうとすることがある)
  • きちんと眠ったはずなのに疲れが抜けない
  • 運転中に眠くなる

こんな人は要注意

  • 最近太った
  • 首が短い
  • 下あごが小さい
  • 扁桃腺が大きいと言われた
  • 舌や舌の付け根が大きい
  • 家族の中にいびきのうるさい人がいる
  • 寝る前にアルコールや睡眠薬を内服することがある

検査について

  • 自宅で簡易検査を行うための機器をお貸しいたします。就寝前に手の指と鼻の下にセンサーを付けていただく事でいびきや無呼吸の状態を調べることができます。
  • 簡易検査自体の費用は2700円ですが、高血圧や糖尿病、不整脈などの合併の有無を調べる場合は、別途費用がかかります。
  • 検査結果によっては、さらなる精密検査が必要になる場合があります。

治療について

  • 軽症の場合は、減量や睡眠中の体位の工夫、マウスピースの装着で、無呼吸が改善することがあります。
  • 軽症~中等症の場合、手術によって上気道を拡大させる方法があります。小児の無呼吸の場合、扁桃肥大やアデノイドが多いため、良い適応です。
  • 中等症~重症の場合は、CPAP療法(マスクを介して気道内に陽圧をかけて、気道の閉塞を閉塞を解除する方法です)が有効です。